【価格帯別】オススメのギターケーブル・シールド3選【ジャズギター】

ギターとアンプを繋ぐ為にはシールドが必要です。

でもいざ買おうとしたら種類が多くて、どれを買えばいいのか分からないという方も多いと思います。

音が鳴ったらどれも同じと考える方もいるかもしれませんが、シールドによって音の方向性やキャラクターがあるので、高い物を使ったからといって好みのサウンドになるとは限りません。

これまで様々なシールドを使ってきた僕が、価格別で各シールドの特徴とオススメのシールドを紹介したいと思います。

シールドの長さ

オススメのシールドの話をする前に、シールドの長さについてお話ししたいと思います。
基本的に長くなればなるほど音質は劣化します。
ですが短すぎると逆にアンプから距離を取ることが出来ず、身動きが取れなくなります。
一般的によく使われる長さは3〜5mとなので、特にこだわりがなければその長さをオススメします。
ちなみに僕は普段3mを使用していて、大きいステージでアンプと距離が離れている場合は5m以上のシールドを使用しています。

ここからは価格別でオススメのシールドを紹介したいと思います。


~2000円・CANARE LC03

初めてシールドを買う方、安価で質の良いシールドが欲しい方、クセのないフラットなシールドが欲しい方など様々な方にオススメのシールドがカナレです。

何を買えば良いのか迷ってる方は、このシールドを買えば間違いないと思います。

僕のレッスンに来る生徒さんにオススメのシールドを聞かれた際も、まずカナレのシールドを提案します。

カナレの特徴はとにかく安価でコスパがいい所です。
これより安価のシールドは正直オススメ出来るものが見つかりませんでした。。。

この価格帯の他のシールドは音痩せが気になったり、ノイズが気になったり、断線したりトラブルが多々あるのですが、カナレのシールドは気になるノイズもトラブルもなく、ケーブルも柔らかいので扱いやすくコスパがかなりいいです。

シールドはあくまで消耗品なので、コスパの良さは重要だと僕は思っています。(演奏先のお店で無くす等もあります。。。笑)

このカナレのシールドを基準に他のシールドと比べて、気に入った物を使うというという方法をオススメします。


~3000円・SOMMER CABLE The Spirit XXL Instrument

僕がメインで使用しているシールドです。
ギターからエフェクター、エフェクターからアンプの2本使用しています。

1万円以上するシールドも数々使用してきましたが、僕はこのシールドに落ち着きました。

ゾマーケーブルの特徴はフラット感もありつつ、低音域が引き締まった印象があります。

普段ジャズを演奏する機会が多いのですが、フルアコやセミアコ等の箱物でギター本体のトーンを絞ると、低域に寄りすぎてハウリングしたり、音の芯がぼやけてしまってしまうことがあります。

ゾマーのケーブルを使うと嫌な低音が出なくなり、個人的にはかなり満足しています。(それでも大音量だとハウリングする時はします。。。)

逆にいうと低音をかなり出したい方には向かないかも知れません。


~5000円・BELDEN 8412

同じようなキャラクターのシールドを紹介しても面白くてないので、今まで紹介した2つと違い、中低音を強調したい方にオススメのシールドを紹介したいと思います。

かなり人気なシールドという事もあり、ハマると手放せないシールドだと思います。

とにかく太い音を出したい方、ギター本体のトーンを絞らずに中低音を出したい方、ギターだけではなくベースにも使用したい方にもオススメです。


まとめ

価格帯別でオススメのシールドを3つ紹介しました。
簡単にまとめると、フラットでコスパのいいシールドが欲しい方はカナレ、中音域が強調され低音域が抑えられるシールドが欲しい方はゾマー、中低音を強調したい方はベルデン8412をオススメします。

今回紹介しなかったシールドも価格が高いほど音質がいいという訳ではなく、それぞれに音の特性やキャラクターがあり、その特徴を分かった上で購入するのをオススメします。

とりあえずカナレを使用して、物足りなさを感じた時に他のシールドを検討するのがいいかなと思います。