ジャズギターにオススメのピック5選

ジャズギターの音色にピックは大きな影響があります

僕自身も100円の物から高額な物までかなりの数のピックを使用してきました。

その中でオススメなピックを紹介していきたいと思います。

オススメのピックを紹介する前に、厚さについて話したいと思います。

ジャズギタリストは基本的に1mm程度の厚みのあるピックを使うことが多いです。

ですが、0.5mmほどの薄いピックを使ってる方もたくさんいます。

どちらが正しいとかはなく好みの問題で、どっちの方が自分の思う理想のサウンドかを実際に試す必要があります。

薄いと音が細くなりがちですが、薄いピック独特の生鳴り感があります。

ギターを掻き鳴らしてアコースティック感を出したい方は薄いピックが好みかも知れません。

またPat Methenyみたいに薄いピックで丸い所を使って弾くとか、Wes Montgomeryみたいにそもそもピックを使わずに親指だけでウォームなサウンドを出すとか、自分のイメージするサウンドによってどんなピックを使うのかが変わってきます。

僕はある程度太いピックの方がジャズを演奏するときは好みです。

ピックの材質


厚さが同じでも材質によってサウンドが全く違います。
かなり種類がありますが絞って紹介します。

セルロイド

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ピックの大定番な材質です。
オールジャンルのギタリストが使用しています。

フルアコに使うとアコースティック感が増して、ポップスとかに合いそうなブライトで箱鳴りのあるサウンドになります。

ロックを弾いてた時はかなりお世話になりましたが、ジャズを演奏する時は使わないかなっていう個人的な感想です。

あとピックの消耗が早いです。。。

ウルテム

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人の爪に似ている材質だとよく言われています。

握った感じも滑りにくくバランスのいいピックです。

体感ですがロックギタリストは使用者が多くて、ジャズギタリストは使用者が少ないと感じます。

ハマる人にはかなりハマる印象で、ウルテムしか弾かないというギタリストは何人も見てきました。

僕はハマりませんでした。。。

ナイロン

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ビニール感と言うか独特の弾き心地がします。(個人の感想)

柔らかくて温かいサウンドのイメージです。

大人気ピックであるJazzⅢもナイロンの素材です。

ジャンル問わず使えてジャズでも使用してる方が多いです。

ポリアセタール

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僕の大好きな材質です。
メインで長年使っているピックもポリアセタールのピックです。(後で紹介します。)

特徴はかなりバランスがよくクセがないのが特徴です。
また削れにくいのでコスパもいいです。

僕は演奏する時ジャンル毎に厚みの違うピックを使っているのですが、材質は全てポリアセタールのピックを使っています。

それ以外も沢山材質はありますが、個人的にはこの中で選んだらいいかなと思っています。

これらを踏まえた上で、次はオススメのピックの紹介したいと思います。

FERNANDES SQUARE EDGE 1.50mm

僕がメインで使用しているピックです。
しかしフェルナンデスが倒産してしまったので、実は代わりになるピックがないか探しています。。。

正直誰も使ってる人を見たことがないのですが、僕はこのピック以外考えれないくらい好みなサウンドです。

スクエアエッジという名前の通り先端が尖っているので、1.5mmと思えないくらい音が細いです。

おそらくメタルとか歪ませて低音弦を刻む音楽で使うように作られたピックだと思うのですが、僕はこの先端を紙ヤスリで削って使用しています。

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紙ヤスリで先端を削ることで弦と当たる面積を増やし、元々尖って細かった音を太くしています。

また斜め向きに削っているので、順アングル気味に弾いても並行アングルっぽい音がします。

これが僕の好みのサウンドになってる要因の1つだと思います。

騙されたと思って1度試してみてください。

JIM DUNLOP JAZZ III 

ジャズに限らずオールジャンルのギタリストに大人気なピックです。

周りのジャズミュージシャンを見てもJAZZⅢを使用してる方は多いですし、違うピックを使ってる方も誰もが一度は使用しているピックです。

自分中で好みのサウンドがまだ分からない方や、どんなピックを使えばいいのか分からない方はこれを買えば間違いないです。

同じサイズでも色が違ったり滑り止めが付いていたりシグネイチャーモデルがあったりしますが、僕はシンプルな赤のJAZZⅢが好きです。

また、JAZZⅢを使ったら下手になるとか耳にした事もありますが、そんなことは全くないと思います。

ジャズピックは全体的にサイズが小さいので、そこが苦手で使っていない方も多いと思います。

そういう方には材質は同じでXLサイズというティアドロップと同じくらいのサイズのピックがあります。

JIM DUNLOP ROCKⅢ

JazzⅢは皆さんご存知だと思うのですが、ROCKⅢは知らない方も多いと思います。

JazzⅢとの違いは何かというとエッジ部分に傾斜があるかどうかです。
傾斜がある分JAZZⅢに比べて丸いサウンドがします。

JazzⅢは新品時バリが残っているのと先が尖っている分、音が細いと感じたりブライトと感じることがあったのですが、RockⅢはバリはあるもののある程度使った後のJazzⅢ感があり、個人的にはこっちの方が好みでした。

余談ですが、個人的にJAZZⅢとROCKⅢは名前を逆にした方がしっくりきます。

普段JazzⅢを使ってるけど他のピックも試してみたいという方は是非試してみてはいかがでしょうか?

Music Life

1枚50円の激安ピックです。

ピックは消耗品なので安ければ勿論有り難いのですし、それ以上にすごいのはこの価格帯で材質と形状と厚さの種類が豊富なところです。

安いのでとにかく色々な種類を買って試して、自分に合ったピックを見つけることができます。

個人的にオススメなのはJAZZⅢサイズの1.2mmで材質はポリアセタールのピックです。

他にも小さいティアドロップ型や小さいオニギリ型など、JAZZⅢ型以外の小型ピックを販売しているのも特徴です。

JIM DUNLOP / TORTEX STANDARD

ギターを弾いている人は誰もが知っている亀さんピックです。

ポップスやロックのバンドマンやシンガーソングライターが使っているイメージがある方も多いと思いますが、なんと世界的ジャズギタリストのJulian Lagaも使用しているピックです。

以前はBlue Chipという1枚7000円ほどするピックを使用していたのですが、以前ライブを見に行った時はこのピックを使用していました。

Julian Lagaはテレキャスターで緑の0.88mmのピックを使って演奏していたのですが、まるで箱物のギターを弾いているかのような極上なサウンドを奏でていました。

まとめ

僕のオススメするピックを紹介してきましたが、結局は自分がどのようなサウンドを出したいかで選ぶことが大切です。

ピックは確実にサウンドに大きな違いがでます。

自分に合うピックを1枚ずつ試していく作業も楽しいので、紹介したピックに限らず自分のお気に入りのピックが見つかるまで是非色々試してみてください。