【ジャズギタリストのエフェクターボード】
ジャズギタリストの僕が普段ライブで使っているエフェクターボードを紹介します。
右から
Shin’s Music Baby Perfect Volume
XOTIC EP Booster
Electro Harmonix POG2
Electro Harmonix Freeze
ProCo LIL' RAT
Strymon El Capistan V2
エフェクターボード
Pedaltrain nano+
パッチケーブル
結 Musubiソルダーレスケーブル プラグ
OYAIDE オヤイデ SLD-ZERO
裏面にはパワーサプライの
VITAL AUDIO POWER CARRIER VA-05 ADJ
をマウントしていて各エフェクターに電源供給が出来ます。
それでは1つ1つ紹介していきたいと思います。
Shin’s Music Baby Perfect Volume
シンズミュージックのボリュームペダルです。
サイズは一般的なサイズとミニサイズの2種類販売されていますが、こちらはミニサイズのモデルです。
ボリュームペダルが好きで色々試してきましたが、結局このペダルに行き着きました。
パッシブペダルにありがちな音痩せも全く気にならず、踏み心地も最高でかなりオススメのボリュームペダルです。
XOTIC EP Booster
ジャンルに関係なくみんな大好きなEPブースターです。
演奏中常に付けっぱなしにするだけで、音が太くなり艶のあるサウンドになります。
一度味わうとオフにした時に物足りなく感じてしまう、そんなエフェクターです。
Electro Harmonix POG2
上下2オクターブを操作できてオルガンのようなサウンドを作ることが出来ます。
僕はアタック音を調整する機能の為に使ってると言っても過言ではなくて、オクターブのパラメーターはデフォルトで、アタック音だけ調整して管
楽器のようなサウンドを出す為に使っています。
以前はElectro Harmonix Attack Decayで同じような事をしていたのですが、アタック音が消えるというよりは遅れるというイメージで、弦を弾いてからアンプから音が鳴るまでに遅延を感じたのでPOG2に変更しました。
このニュアンスのサウンドは現状POG2にしか出せず、僕にとって必須品なので2台所有しています。
追記 POG2からパワーアップしたPOG3が発売されました。
サイズは一回り大きくなりましたが、性能もかなりグレードアップしています。
僕も購入しようか悩んでいます。
国外ではKurt Rosenwinkel、Loke Risberg等、著名なジャズギタリストが使用しています。
Electro Harmonix Freeze
名前の通りサウンドをフリーズさせるエフェクターです。
単音も和音も問わずその時になってる音を永続的に伸ばす事が出来ます。
ルーパーとは違いこちらの方が応用が出来て、即興音楽には向いているかと思います。
こちらも現代のジャズギタリストが多く使用している印象です。
僕の動画でも使用しています。
ProCo LIL' RAT
有名なディストーションペダルのRAT2を小型にしたものです。
サイズは小型でもサウンドはどう聴いてもRATです。
スペースを取りたくないけどRATが欲しいという方にはかなりオススメなペダルです。
Strymon El Capistan V2
空間系と言えばストライモンと聞くくらい有名なブランドのディレイです。
旧型とV2の違いはUSB/MIDIを搭載してるのと、今まで裏モードでのみ調整出来たスプリングリバーブが表のノブに出てきた所です。
会場によってリバーブの量を変えたいのでノブが表に出てきたのは個人的にはかなり大きいです。
僕のエフェクターボードのRATの上に小型のフットスイッチがあると思いますが、これはEl Capistanに繋がっているフェイバリットスイッチと言うもので、お気に入りのセッティングを保存していつでも呼び出す事が出来ます。
そこにディレイ音を消してリバーブのみをセッティングして使用しています。
Pedaltrain nano+
すのこ型のペダルボードと言えばペダルトレインです。
実は使い始めたのは最近で、それまでは普通のエフェクターケースを使っていました。
でも流行ってるだけあって使ってみるとかなり便利です。
配線も後ろにまとめられるので綺麗に見えるのと、後ろにパワーサプライをマウントできるのでスペースも取りません。
使った事のない方は1度使ってみるのをオススメします。
結 Musubiソルダーレスケーブル
パッチケーブルもエフェクターボードを作る上で重要な部分です。
ソルダーレスケーブルというのはハンダ無しで作れるケーブルで、好みの長さのシールドを誰でも簡単に作れるのが特徴です。
この結ケーブルはプラグのサイズが小さいので、エフェクター同士の隙間を極限まで少なくできます。
色々なメーカーからソルダーケーブルが販売されていますが、その中でも非常に安いというのが特徴です。
安いから値段対応の質かといえばそうでもなく、今までトラブルも起きたことがありません。
ただシールドは音に直接影響が出る大事なところなので、プラグは結を使用していますが、ケーブルは次に紹介するオヤイデのものを使用しています。
OYAIDE オヤイデ SLD-ZERO
結のプラグになんの加工もせず使用することができます。
オヤイデのケーブルキットはいい値段がするので、個人的にこの組み合わせが1番安価で質の高いケーブルになると思います。
VITAL AUDIO POWER CARRIER VA-05 ADJ
※リンクはversion違いです。
エフェクターに電源を送るのがパワーサプライです。
かなりメジャーな機材かと思っていましたが、50年近くギターを弾いてるご年配の生徒さんで、エフェクターは電池でしか動かないと思っている方がいて衝撃的なことがありました。。。
パワーサプライも大きく2つに分けれて、フルアイソレートに対応してるかしてないかに分けられます。
フルアイソレートというのは電源が1つ1つ独立していると言う意味です。
なので各エフェクターに独立した電源を供給できるのですが、逆に対応していないと1つの電源をみんなで分けるという供給方法になります。
そうするとデジタルとアナログのエフェクターが混ざっている場合、ノイズの原因になります。
このVITAL AUDIO POWER CARRIER VA-05 ADJはフルアイソレートされている為ノイズで悩んだ事はありません。
VITAL AUDIOはフルアイソレートされてるパワーサプライの中で安価なのでノイズが出る等言われることがありますが、VA-08 MKIIも使った感想として少なくとも僕は気になったことはありません。
それでも電源はエフェクターの中で1番大事なくらい重要なので、気になる方はStrymon Zuma、K.E.S KIP-V.A.C.9、KIP-AC208MS、Fender Engine Roomがフルアイソレートでオススメなので是非ご検討ください!
Mooer Mushroom Footswitch Hat
僕の使用しているエフェクターには全てムーアのフットスイッチハットを使用しています。
踏み心地がいいのはもちろん、個人的にかなりデザインが好きで、エフェクターを買ったらとりあえずこのキャップを付けるところから始まります。
愛着が湧いてかなりいい商品ですので是非使ってみてください。
ZOOM MS-50G+ マルチストンプ
最後に番外編でエフェクターボードには入っていませんが、僕を含め多くのジャズギタリストが使用しているマルチストンプの紹介をしたいと思います。
普段エフェクターを使わない方もこれだけ持ってるという人が周りには多いです。
僕も含め周りも持ってるのは旧型ですが、もちろん新型の方が進化してていいんでしょうが旧型でも十分すぎるくらいいいエフェクターです。
というのもサイズはコンパクトエフェクターなのに中身はマルチエフェクターなので、一台で歪み、空間系等全て完結するからです。
特にあまりセッティングに時間をかけれないジャズセッションでは大活躍します。
僕のセッティングは歪み、リバーブ、ディレイをかけっぱなしで、会場のアンプによってイコライザーを使ったりします。
お店のアンプを使用する機会がある方や、ジャムセッションに行く方は一台持ってると便利だと思います。
以上僕のメインエフェクターボード紹介でした🎸