ジャズギターを独学で習得することはできるのか

ジャズギターは難しいイメージを持たれてる方が多いと思います。
実際プロに限らず上手い人は、過去に誰かに習われたことあるという方がほとんどです。
ですが、必ずレッスンを受けないとジャズギターが弾けるようにならないかと言われたらそうでもありません。
しかし、ロックギターと比べてジャズギターが上手な人は圧倒的に独学の割合が少ないと思います。
これからその理由をいくつかお話ししたいと思います。
覚えることが多すぎる
ジャズは即興を主体とした音楽です。
ロックやポップスなどの他のジャンルように毎回同じ展開にはならないので、様々なシチュエーションに対応するために覚えることがたくさんあります。
また、バンドやユニットを組んで特定の同じメンバーと同じ曲をし続ける場合もありますが、初対面の方々とセッション形式で演奏できるのもジャズの醍醐味です。
そうなるとどんな曲でもすぐに演奏できるように、かなりの数の曲を覚えないといけません。
それにボーカルが加わる場合はキーが変わるので、その場でボーカルのキーに移調しなければなりません。
なので、暗譜と同時に移調の練習も必要になります。
なにから練習すればいいのか分からない
上記でお話ししたようにやることが多いので、なにから練習すればいいのか分からなくなります。
もちろん全部練習するに越したことは無いのですが、それだと先が見えず挫折しやすくなります。
そこでレッスンに通うことで練習内容の迷いをなくすことができます。
上達した実感が湧きづらい
ロックなどのジャンルは難しいフレーズや、練習してる曲が弾けるようになると上達を実感すると思います。
しかしジャズはアドリブ主体の音楽なので上達した実感が湧きづらいです。
その日の調子によっても左右しますし、自分1人で練習をしてても実際に人と合わせると練習した成果が発揮できない事も多いです。
始めたての頃はセッションに参加するのも怖いと思うので、レッスンを受講していると先生のライブやホストをしてるときのセッションに参加しやすいのもメリットです。
早いうちから外に出てたくさん失敗をすることが上達への近道です。
独学でも上達する人の特徴
これまでジャズギターが独学で習得するのが難しく、ほとんどの方がレッスンに通う理由をお話ししてきましたが、次は独学でも上達する人の特徴をお話ししたいと思います。
練習メニューを自分で作れる
SNSが発達してYouTubeでもたくさんのレッスン動画で溢れています。
逆にいうと情報が多すぎて、自分に今必要な情報だけを集めることが難しいです。
時間をかければ誰でも上達はできますが、レッスンに通うメリットはたくさんの情報に流されず、効率よく上達するために今必要なことを教えてくれることです。
それを自分で出来る方は独学でも上達できると思います。
行動力がある
ジャズは演奏中にミュージシャン同士でコミュニケーションを取ります。
それは音源や動画だけ聴いたり見たりしていてもなかなか掴みづらいです。
なので、実際にライブやセッションにたくさん足を運んで、どのようにコミュニケーションを取っているのかを体験する必要があります。
レッスンを習っていると先生がいると行きやすいですが、独学だとはじめは知らない人だけがいる空間に行くことになり緊張すると思うので、実際に会場に足を運べる行動力が必要です。
まとめ
今回は「ジャズギターを独学で習得することはできるのか」という内容でお話ししてみました。
独学で習得することは可能ですが、プロ含めて上手い人のほとんどは学校や個人レッスンを受講されていることが全てだと思います。
僕が講師を務める堤之大輝ギター教室は大阪のスタジオとオンラインでレッスンをしています。
無料体験レッスンもありますので、気になった方は是非一度お問い合わせください。