BOSS BD-2(ブルースドライバー)を初心者に勧めにくい理由
「初めてのコンパクトエフェクター、何を買えばいい?」
そんな話になると、かなり高い確率で名前が挙がるのが
BOSS BD-2(Blues Driver/ブルースドライバー)です。
- アンプライク
- ピッキングニュアンスが出る
- プロも愛用
- 定番中の定番
実際、自分もBD-2は良いペダルだと思っています。
ただ、個人的には、初心者が最初に買う1台としては、少し難しいエフェクターだと感じています。
今回はBD-2を否定したいわけではなく、
- なぜ人によっては使いにくく感じるのか
- なぜ「万能」と言われるのか
- 初めての歪みなら何がおすすめか
という視点で、実際に使った感想を交えて書いてみます。
BOSS BD-2はどんなエフェクター?
BOSS BD-2 は、1995年に発売された定番オーバードライブです。
「真空管アンプのような自然な歪みをコンパクトで再現する」という方向性のペダルです。
特に評価されているのは、
- ピッキングへの反応
- クランチの気持ちよさ
- 手元ボリュームへの追従
- アンプを押し込む感覚
などです。
でも、BD-2は意外と「初心者向け万能ペダル」ではない
ネットだと、「とりあえずBD-2買っとけばOK」みたいな空気もあります。
でも実際に使ってみると、意外とクセがあります。
個人的に感じるのは、
・思ったより歪まない
・高域がかなり強い
・セッティング次第でジャリつく
・アンプや環境の影響を受けやすい
特に初心者だと、「YouTubeで聴いた音と違う…」となりやすいペダルだと思います。
あと個人的に一番難しいと感じるのが高域です。
良く言えば抜けるんですが、環境によってはかなり暴れます。
例えば、
- JC系アンプ
- 小型トランジスタアンプ
- オーディオIF直
- シングルコイル
この辺だと、
高音がジャリっと痛く感じることがあります。
家では気持ちよくても、
バンドで合わせると意外と扱いが難しいこともあります。
「ピッキングニュアンスが出る」は、初心者には難しさでもある
BD-2はピッキングへの反応が良いとよく言われます。
でも逆に言うと、弾き方がかなりそのまま出るということでもあります。
なので、
- ピッキングがまだ安定しない
- 右手の強弱が難しい
- 音作りに慣れていない
という段階だと、
思ったより扱いにくく感じることがあります。
じゃあBD-2はなぜ人気があるのかというと、
右手で音の強弱や歪み量をコントロールができる中上級者がオススメしているからだと思います。
クリーン〜クランチまでギター本体のトーンノブで調整できたり、右手のピッキングで歪み量をコントロールできる方はとても使いやすいと思います。
なので、初心者の頃にオススメされて買ったのはいいものの結局使いづらくて使わず、ある程度弾けるようになってから使うと良さが分かるといったエフェクターだと個人的には思っています。
BD-2はブースターとして使うとかなり良い
初心者でも使いやすい使い方として、他の歪みと一緒に使う使い方があります。
- 歪み量を増やしたい
- ギターソロで音量を上げたい
みたいな用途で使用できます。
単体だと難しく感じても、
組み合わせると急にハマることがあります。
なので、「最初の1台」というより機材が増えてから良さが分かるペダルかもしれません。
チューブスクリーマー系も、実はそこまで万能ではないと思う
IbanezのTube Screamer系も定番ですが、
個人的にはこちらも“思ったより歪まない”と感じる人は多いと思っています。
もちろん、
- ミッドが強い
- バンドで抜ける
- ブースターとして優秀
という良さはあります。
ただ、
- 単体だと物足りない
- 音の方向性がかなり決まる
- 幅広く使うには少しクセがある
という部分もあります。
なので、「最初の1台で幅広く使いたい」という人には、
別の選択肢もかなりアリだと思っています。
初めてのコンパクトエフェクターなら、個人的にはOD-1Xがおすすめ
個人的に、
初心者へ最初の歪みを勧めるならかなり良い選択肢だと思っています。
理由はシンプルで、
- レンジが広い
- 歪み幅も広い
- EQが効く
- 音作りが破綻しにくい
- 環境を選びにくい
からです。
BD-2やTube Screamer系より、かなり万能感があります。
特にスタジオなどにもよくあるJC-120とも相性は抜群です。
「最初の1台でいろいろやりたい」という人にはかなりオススメです。
ロックっぽさ重視ならLIL RATもかなりおすすめ
BD-2もOD-1Xもオーバードライブという比較的軽い歪みですが、
RATはディストーションなので、かなり歪ませることもできます。
細かい音作りより感覚でいい音ができるのも使いやすいです。
LIL RATは、
ほぼ ProCo RAT2 のキャラクターそのままでサイズが小さくなったモデルなので、
小型ボードにも入れやすいです。
ただ、その分つまみもかなり小さいので、実際は少し調整しにくさもあります。
なので、サイズが気にならないなら通常サイズのRAT2でもいいと思います。
RAT2のほうが操作しやすく、
ライブやスタジオでも扱いやすい印象があります。
まとめ
BOSS BD-2 は間違いなく名機です。
ただ、
- 誰でも簡単に良い音になる
- どんな環境でも扱いやすい
- 最初の1台に最適
というタイプではないと個人的には感じています。
むしろ、
「機材や弾き方との相性込みで育てるペダル」に近い印象です。
だからこそ、
長く愛されているんだと思います。
逆に言えば、最初の1台としては少しクセが強い。
もし今から初めてコンパクトエフェクターを買うなら、
個人的にはまず扱いやすいペダルから入るのをオススメしたいです。

